そこで今回は、筆者であり専門家の由莉が、「束縛彼氏のトリセツ」をご紹介します。束縛する彼氏の心理や理由を探り、対処法を考えていきましょう。
束縛する彼氏の心理
自分に自信がない
自分に自信がない男性は、
「彼女から愛されているんだろうか?」「自分がフラれてしまうのではないか」「自分よりもいい男に取られてしまうのではないか」
と不安が不安を呼び、猜疑心が強くなり、彼女を繋ぎ止めるために束縛してしまうのです。
いつも人と比べてしまったり、劣等感やコンプレックスが多くネガティブ思考である男性の特徴です。
恋愛経験が少ない男性、あまり女性からモテない男性もこの場合が多いでしょう。
また、彼女への愛情や依存が強いほど、自分が否定されるのを恐れ、傷つくのを回避するために束縛へと働きます。
彼女が好きすぎて
彼女が好きすぎるために重くなってしまい、彼女を束縛してしまうのです。
「好きな人といつも一緒にいたい」「すべてを共有したい」「好きな人のことをすべて知っていたい」「自分だけを見てほしい」
これらの感情は、独占欲・征服欲からくるもので、その思いが強くなるほど彼女を自分の‘’所有物‘’のように認識し、束縛が激しくなっていきます。
重い男性は、自分本位である場合が多く、彼女の気持ちを考える余裕もなく、自分の気持ちを優先させがちでもあります。
嫉妬深い
元々、嫉妬深い男性は、過度な嫉妬をしてしまい、彼女を束縛してしまうのです。
「彼女の1番でいたい」「彼女を他の男性に取られたくない、目を向けないで欲しい」「彼女が他の男と接するのが許せない」
という気持ちが強くなりがち。
そのため、彼女が他の男性と話していたり、男性のいる飲み会に行くことを嫌がったりします。
嫉妬心を煽るような行動をしてしまうと、さらに束縛は激しくなってしまうでしょう。
心配性
心配性の男性は、あれこれと考えてしまうので不安が多くなります。
「〇〇だったらどうしよう」「〇〇なんじゃないか」と考えがちな男性に多いです。
彼氏が心配してくれることは嬉しいですが、心配症なタイプはその度が過ぎてしまい、彼女を束縛してしまうことになるのです。
また、彼女が男性からモテるタイプだったり、彼女が他の男性と接する機会が多ければ、
余計にこの心配や不安が大きくなり、彼女の行動を制限したり、すべて把握しようとして束縛してしまうのです。
マザコン気質がある
マザコン気質のある男性は、「自分が1番でいたい」「自分の思い通りでないと気が済まない」「愛されたい」という気持ちが強いので、彼女を束縛してしまうのです。
「俺のこと好き?」と毎日のように聞いてくる、甘えん坊で女々しい、すぐ拗ねる、優柔不断である、といった男性が特徴です。
ただ、マザコン気質からくる束縛彼氏は、結婚してもずっと大事にしてくれる傾向があり、あなたの付き合い方によっては上手くいくことも多いです。
過去にトラウマがある
彼女を束縛してしまう男性の中には、「過去に何らかのトラウマがある」という場合もあります。
過去に浮気されて深く傷ついた経験から、彼女の行動に人一倍敏感になってしまう男性も。
「また裏切られるんじゃないか」「また自分が傷つくのではないか」と不安が付きまとい、彼女を信用しきれないのです。
また、愛情をあまり受けられずに育ったなど、家庭環境の影響を受けている場合もあるでしょう。
寂しい思いや満たされていない愛情を彼女か愛されることを実感することで満たそうとします。
そのため、彼女を束縛したり、独占して行動を制限したりするのです。
これらすべてに共通する束縛彼氏の心理の根本にあるものは、「不安」です。
この不安感情によって彼女を束縛してしまうのです。
束縛彼氏と上手に付き合っていくためには、この不安をいかに和らげてあげられるかがカギ!
対処法を具体的にみていきましょう。
束縛彼氏と上手く付き合うコツ
彼氏を褒める~自信~
自信がない彼氏には、褒めることで自信をつけさせること。
普段から彼氏のことを褒め、「あなたが一番」という自信をつけさせ、不安感を拭ってあげましょう。
他の男性と比べるような褒め方はNGです。
連絡をマメにする~安心~
連絡をマメにしてあげたり、あなたの負担にならない程度に連絡頻度を上げてみることで彼氏を安心させること。
基本的に、束縛彼氏は不安感が強いので、安心させることは一番効果的。
「好きだよ」などの愛情表現も、きちんと言葉にして彼氏に伝えてあげることで安心させることができます。
嫌なことは話し合う~理解~
彼氏の束縛がしんどい時は、正直に嫌なことは伝えて話し合うことも大切。
彼女に嫌だと思われているという認識がなく束縛している彼氏もいます。
自分が束縛をしているという自覚がない場合も多いので、まずはあなたが嫌だと思うことは伝えて改善してもらえるように理解を求めましょう。
ルールを決める~工夫~
彼氏の束縛がしんどいと感じる人は、彼氏の一方的な束縛であることが多いでしょう。
彼氏からあれこれ言われたり、細かく問われたり、機嫌を損ねられたり。
そうならないためには、お互いにルールを決めることで上手くいくこともあります。
例えば、外出するときは事前に誰とどこに行くかを伝えるようにする、夜遅く帰るときは電話する、など、お互いにルールをあらかじめ作っておくのがいいでしょう。
こんな束縛彼氏とは別れた方がいいかも…
恐怖を感じる
彼氏の束縛に「窮屈、鬱陶しい」と感じるレベルではなく、「恐怖」を感じる場合は、別れた方がいいでしょう。
モラハラやDVに繋がるかもしれません。
彼氏に恐怖を感じながら、それに従ってしまうと、精神的にも支配されてしまいます。
なかなか抜け出せなくなる可能性も高いです。
依存が激しすぎる
束縛が度を過ぎて、依存になってしまっている場合。
特に、束縛されているうちにあなた自身も、彼氏に依存状態になり、共依存になってしまっている場合は、別れた方がいいでしょう。
お互いの人間関係にも支障をきたしたり、「あなたがいないと生きていけない」と強く依存してしまうと、お互いがダメになってしまいます。
モノの様に扱われる
彼氏の独占欲、征服欲が強いあまり、彼女をモノのように扱うようであれば別れた方がいいでしょう。
あなたの意思が全く尊重されず、すべて彼氏の言いなりになったり、彼氏の都合のいいように合わせたり。
あなたは彼氏の‘’モノ‘’ではありません。
自分の自由意思のもとで行動することができない場合は、別れを選んだ方がいいでしょう。
暴力、監視、監禁
「暴力をふるうようになった」「監視をするようになった」「監禁されるようになった」
これらの場合は、一刻も早く別れるべきです。
すでに束縛の域を超え、エスカレートしていく一方です。
別れる際も、別れ方にも気をつけないとストーカーに発展したり、あなたが危害を被る可能性もあります…。
いかがでしたか?
束縛彼氏はマイナス部分ばかりではなく、むしろ良い部分もあります。
束縛彼氏の心理を理解してあげることが大事ですよ!