金銭感覚って本当に人によって色々。好きな人と金銭感覚が大きく違った場合、付き合ったり結婚を考えるのはやっぱり難しいことなのでしょうか?
今日は、筆者であり専門家の久我山ゆにが、恋人と金銭感覚の違いを感じた時、この先一緒に居られる相手かどうかを見極めるポイントをまとめてみました。
金銭感覚の違いは、育った環境が関係している事が多い
金銭感覚は、育った環境によって左右されやすいです。
例えば、子どもの頃にお金で苦労している両親を見て育ったら、出費に対して極端にシビアになったりと、お金に対する執着が強くなりがち。
逆に、お金で苦労することなく恵まれた環境で育った人は、物事を決める基準の中に「お金」が含まれていなかったりします。
その他にも、子どもの頃に欲しいものを買ってもらえなかった人が、反動で趣味にお金をつぎ込む、というようなケースも少なくありません。
金銭感覚のズレは、若いうちならすり合わせる事もできる
金銭感覚のズレを感じているけど、それでもやっぱり彼が好き!って時は、若いうちならまだ改善の余地があるかもしれません。
社会人になり自分の金銭感覚が完全に出来上がっている大人に対して、全ての感覚をひっくり返すのは難しいけれど、学生や、社会人なりたてくらいなら、金銭感覚のズレを修正できる余地はあるかもしれません。
付き合っていく中で2人のルールを設けてみて、彼もムリなくルールに沿ってやっていけるなら、金銭感覚をすり合わせていける相手なので、別れる必要はなさそうですよね。
金銭感覚について「譲れないこだわり」を受け入れられるかどうかがカギ
金銭感覚の違いに気付く瞬間は、譲れないこだわりを感じた時です。
お金に対してシビアな人は、ムダな出費や死に金を嫌います。
許せない出費の例……
・バスや電車じゃなくタクシーに乗る
・少し高級なお店での外食
・デートでのチケット代や入場料など形の残らない出費
一般的な金銭感覚を持つ人にも「節約」という概念はありますが、金銭感覚がズレている人は、次元が違うところまで極めた状態。
普段、チリも積もれば~の精神でコツコツ努力している分、己が不要と感じるものにお金が消費されるのは確かに耐えがたいかもしれません。
逆に、思い出や時間など「お金では買えないもの」を大事にしている人は、お金にシビアな人に対して「ケチりすぎだろ」と不満を抱えがち。
どちらか一方の感覚に合わせるのは無理なので、「普段は節約して記念日は奮発する」など2人のルールが確立できれば未来が見えてくるかも。
金銭感覚を見直したいなら「欲しい物は即決!」をやめてみる
金銭感覚の違いに気付く瞬間は、欲しい物は即決で買ってしまう時です。
今しか手に入れられない物や、運命的な出会いで絶対に欲しい物を衝動買いするのは、経験がある人も多いと思います。
だけど、何に対してもこんな買い物のしかたでは後々、使い過ぎて金欠になるのが目に見えていますよね。
欲しくても1日家でじっくり考えるとか、もっと安く手に入れる方法を探してみるなど、慎重に判断したほうが良い時もあります。
「なくなればまた貯めれば良い」ってくらいどっしり構えてみたいけど、現実はもしもの時に備えて、ある程度の貯金は必須……。
金銭感覚の違いを感じたら、自分の心が貧しくならない選択を!
金銭感覚の違いを感じたら、自分の心が貧しくならない選択をしましょ。
彼氏や夫がお金に対して執着が強い場合、一緒に節約を楽しめたり、自分の感覚にも歩み寄ってくれるなら、金銭感覚の違いがあってもうまくやっていけそう。
それに対して、思い出や経験、かけがえのない時間に価値を感じられない「お金最優先主義」な人と一緒にいるのは、自分の気持ちまで貧しくなったように感じませんか?
いくらお金が貯まっても、心が通い合わないのは寂しいです。
彼氏や夫が使い過ぎてしまうほうに金銭感覚がズレている場合、足りなくなった分を補うのは自分になるワケです。
勝手に買い物してきたり、本人が楽しむだけの使いみちだったら、お金のやりくりのシワ寄せをくらう事にモヤモヤ……。
好きな人とお金の事でケンカになるって思った以上に心をすり減らします。
一緒に居られるかどうかを見極める確認方法は、お金のせいで自分の気持ちが貧しくなっていないか、です。
筆者:久我山ゆに