今日は、筆者であり専門家の久我山ゆにが、さまざまな生き方を選べるようになった時代で、DINKsという夫婦のカタチを選択する意味についてまとめてみました。
「結婚が女の幸せ」とか「子どもを産むのが当たり前」のような古い価値観に苦しまないで!
まずは、下の「相談する」をタップ! 自分にとっての幸せのカタチが何なのか、久我山ゆにと一緒に考えてみませんか?
DINKsの言葉の意味=子どもを作らない選択
DINKsのDouble Incomeの意味は、「共働き世帯」。No Kidsの意味は、「子どもがいない」ですよね。
そうなると、新婚の夫婦なんかも皆DINKsになるのか……と思われがちですが、DINKsという言葉を使われる時は、子どもを望まず夫婦2人の結婚生活を維持する夫婦という意味で使われます。
なので、授かり待ちの夫婦や、子どもを望んでいるのにできない夫婦は含まれない場合が多いです。
昔は、「年頃になれば結婚して子どもを産むもの」のような考えが当たり前のようにあったけど、今は自分の生き方を選択できる時代になりつつありますよね。
DINKsというスタイルを選択する夫婦がどれくらいいるのか気になるところですが、DINKs夫婦の割合は、ぶっちゃけハッキリと分かりません。
2021年のデータで、日本の共働き世帯のうち、子どもがいる世帯が約7割、子どもがいない世帯が約3割。
この3割の中には、子どもを望んでいるけど現状、夫婦2人きり、という世帯も含まれています。
DINKsを選択する意味…働く女性の出産・育児のサポート環境が整っていない
DINKs夫婦が一定数存在する意味、それは、働く女性が出産・育児しづらい環境だという事を表しています。
産休・育休などの制度があるとはいえ、全ての会社で思い通りに制度を利用できるワケじゃないし、元のポストに戻れる保証もなし。
女性も社会でどんどん活躍しよう! って流れはあるものの、産んだ後の保育環境にしてもまだまだ全然追いついていないのが現状ですよね。
そうなると、仕事を大事にしていて今まで築き上げたポジションを維持したい場合、子どもを諦める人も出てくるワケです。
実際に、DINKsを選択する女性は、大きな会社で役職に就いているケースが多いんだそう。
DINKsでも結婚をする意味はある?
DINKs夫婦が子どもを作らないのに結婚する意味ですが、シンプルに好きな人とずっと一緒にいたいから。これに尽きるんじゃないでしょうか。
逆に、DINKs夫婦に言わせれば「結婚は子どもを産む為のシステムなの?」って話です。
とはいえ、DINKs夫婦が同棲じゃなく、結婚する事によって得られるメリットもあります。
例えば、自分や相手が命に関わる状況に陥った場合、同棲していても家族と認められず連絡が来なかったり面会できない可能性もあります。
「DINKsで正式に夫婦であれば、お互いに責任を背負い合える」という重要な意味合いがあったりします。
DINKsは、良くも悪くも「自分を大事にできる結婚」を意味する
一見、無敵な夫婦のカタチに思えるDINKsだけど、デメリットがあるなら知りたいですよね。
DINKsは、良くも悪くも、自分を大事にする結婚と言えます。
どういう意味かというと、子どもを作らない分、時間やお金は自分達の為に使えるワケです。
しかも女性も自立しているので、結婚生活が苦痛になった時は離婚を選択して自力で生活するのも何てことありません。
なので、「DINKs夫婦は離婚率が高い」ということも意味しています。
また、DINKsだと独身の時と変わらないお金の使い方をしてしまいがちですが、夫婦で一緒に年をとれば、自分が自由に動き回れない時には相手も同じ状況!
身近に下の世代の身内がいない分、ちょっとした困り事も全てお金で解決していくしかなさそうですよね。
DINKsはずるい、と感じる人もいるようですが、それなりにリスクやデメリットがある上での選択なのです。
老後の備えはしっかり自分で計画的に準備しておくべし、ですね。
DINKsのデメリットの一例
・離婚率が高い
・パートナーの浮気に気づきにくい
・身内から子どもを期待される
・理解のない人が多い
・老後の不安
筆者:久我山ゆに