亭主関白にどういうイメージですか? 亭主関白って、少し前までは理想の夫婦像として良いイメージを持たれていましたよね。けれど、亭主関白にも時代の変化がやってきました……。最近では亭主関白は女性に嫌われる傾向が強くなっています。
亭主関白とは、「亭主」が「関白」のような振る舞いをする様子を表していて、要は、威張っている夫の事を亭主関白です。
では、亭主関白のどんな所が現代の女性達に嫌われるのでしょうか?
今日は、筆者であり専門家の久我山ゆにが、亭主関白って…病気?治るの?「嫌われる男性」の特徴8つと、対策! と題して、亭主関白が時代と合わなくなってきた原因を分析してみたいと思います。
亭主関白の特徴と嫌われる理由は?
亭主関白な男性の特徴と、嫌われる理由、時代と合わない理由をまとめてみました。
亭主関白な男性は「考え方が固執している」から嫌われる
亭主関白な男性って、とにかく「男はこうあるべきだ!」「女だから当たり前!」といった理想像がハッキリしています。この理想像が「素敵だな」と思える部分でもあるのですが、実際は昔とは変わってしまった事が多すぎて、理想像に当てはめるのが難しくなっているのが現状です。
例えば、亭主関白の男性は「家事や育児は夫がやる事ではない」という考えだと思います。
しかし、夫婦共働きで核家族が主流の現代では、この亭主関白な考え方では妻の負担が大きすぎます。家の事を全部任せるなら、妻が外で働かなくても生活できる経済力が必要ですね。
亭主関白は「妻が外で働く事に協力的じゃない」から嫌われる
亭主関白な夫は、「男は外で仕事、女は家事と育児!」という理想像を持っているので、妻が外で仕事をする事に協力的ではありません。夫としての役割にも誇りを持っているので「そんな事も満足にできないなら、外では働けないだろう」といったスタンスです。
経済的にも、妻の息抜き的な意味でも、外に働きに出るのは現代では多く選ばれているスタイルです。
仕事にかけられる時間や情熱が男性に及ばなくても、妻が外で働く意味やメリットはあります。
核家族で妻が1人で子どもと向き合いがちな現代ですが、夫が家事や育児に参加してくれれば、核家族のデメリットをカバーできます。
夫婦の役割を少しずつ分け合うのが、現代には亭主関白スタイルよりも理想なんです。
「妻がお世話係」だから亭主関白は嫌われる
亭主関白な夫は、「男は外で戦っている」という考えなので、家では完全にオフのスイッチが入ります。妻が全部やってくれて当たり前。妻というよりお世話係と言えるかもしれません。これもまた、親と同居でもない女手が1人の状況で、夫の身の周りのお世話までするのは難しい話です。
昔は大家族で、家事や子育てを妻が1人で抱え込まずに居られたから亭主関白が成り立っていたのです。今は、ある程度の身の周りの事は自分でやるのが当たり前。
逆にどこまで育児や家事に参加できるかが、夫の度量の大きさを表します。
亭主関白予備軍に見られる嫌われる特徴は?
亭主関白な夫になりそうな、亭主関白予備軍って、実は付き合っている段階からその片鱗を見せている場合があります。
結婚してバリバリの亭主関白を発揮される前に、対策が必要です。
「割り勘にせずおごりが当然」なのは、亭主関白予備軍!
デート代を割り勘にせず、男が払うのが当たり前、というスタイルの男性は亭主関白予備軍の可能性が。「男はこうあるべき!」という考えを持った男性だからです。付き合っている時は、優しい彼、頼りになる彼でしょうが、結婚して亭主関白を発揮し始めると、優しくされるより、夫に尽くす方が多くなります。
亭主関白予備軍の片鱗と同時に、プライドの高さも感じられますが、このプライドの高さが厄介! 亭主関白じゃない新しい夫婦のスタイルを受け入れる邪魔をしてしまうかもしれません。
亭主関白予備軍は「家事が全くできない」
亭主関白予備軍の男性は、家事が全くできない傾向があります。1人暮らしを経験した事がない人も多いかもしれません。これは、母親が何でもしてくれるのが当たり前な環境だった可能性が高く、将来は自分の妻がその役目を果たすものだと考えているハズです。
難しい料理やベテラン主婦並みの掃除や洗濯技術は必要ないにしても、最低限の身の周りの事は自分でやってほしいですよね……。
「父親が亭主関白」な男性は、亭主関白予備軍
母親が何でもやってくれる環境……という話でお察しの方もいるでしょうが、父親が亭主関白な環境で育った男性は、将来自分も亭主関白になる可能性大です。母親が何でもやってくれる環境で、感謝の気持ちを持ってくれていればまだ救われます。
ですが、妻にも同じ事を求めて「なぜやってくれないんだ!」と、やるのが当たり前だと思ってしまう男性ならコテコテの亭主関白スタイルを覚悟しなきゃいけませんね。
亭主関白って…病気?治るの?「嫌われる男性」の特徴8つと、対策!、と題して、今日は久我山ゆにが亭主関白が時代に合わなくなってきた理由をお話ししました。
いかがでしたか?
亭主関白に憧れを抱いている、古風な女性もいるかもしれませんが、亭主関白スタイルを貫くには時代とのズレを埋める対策が必要になってくるのも事実です。
憧れの亭主関白スタイルで、妻だけが辛い思いをする事がないように気をつけて下さいね。
筆者:久我山ゆに