「デートDV(ドメスティックバイオレンス)」とは、交際中のカップル間で起こる暴力のこと。
「DV」は周知されてきてますが、「デートDV」という言葉やその実態の社会的認知度は約28%とまだまだ低いようですね。
しかし、今回調査の結果、約5人に1人が恋人からデートDVを受けたことがあるという実態が…!
DVは、実は交際中のデートから始まっているかもしれないんです。
デートDVに慣れてしまい、そのまま結婚、そこから本格的なDVへと発展する…なんてことも。
そこで今回は、近年増加してるといわれている「デートDV男の特徴」についてご紹介します。
あなたの恋人は大丈夫ですか???
デートDV男の特徴①身体的暴力
DVの特徴である身体的暴力は、デートDVでも当てはまります。
例えば、
☐殴る、蹴る、たたく
☐髪を引っ張る
☐もので殴る、投げつける
☐腕を掴む、捻る
☐凶器を突き付ける、脅す
など。
ですが、デートDVは最初から身体的暴力はあまりないことの方が多いため、
これらが当てはまる人は、既にデートDVがエスカレートしているかもしれません。
また、これらの身体的暴力が当たり前になってしまうと、洗脳状態に陥ってしまうためになかなか自分だけでは抜け出せないことも。
危険だと感じたり、恐怖を覚える気持ちがあるうちに手を打つ必要があります。
デートDV男の特徴②精神的暴力
日常的に相手を罵ったり、精神的に恐怖心を植え付け支配するのがこの精神的暴力のデートDVに当たります。
例えば、
☐怒鳴る
☐逆ギレ
☐無視する
☐言葉の暴力
☐大きな物音をたてる
☐趣味を取り上げる
☐別れたら自殺するという
などが挙げられます。
他の人の前でも「デブ」「バカ」など暴言を吐いたり、コンプレックスに対して心のない言葉を投げかけたり。
不機嫌になると無視。理由を問いかけても答えず、嫌な態度を取り続ける。
怒ると大きな物音をたて、恐怖心を煽る。
こういった精神的暴力はあなたの心を支配するため、彼の言うことを聞いてしまい、悪循環へと陥るのです。
また、相手に悪気がなく自覚もないことが多いため、なかなか気づけないことが多いので注意が必要です。
デートDV男の特徴③経済的暴力
お金の問題に関する経済的暴力もデートDVが当てはまります。
☐お金を貸しても返さない
☐毎回デート代を出してくれない
☐高価なプレゼントを買わせる
☐生活費を渡さない
☐貯金を勝手に使う
☐仕事やアルバイトをやめさせる
☐仕事やアルバイトを強要する
といったお金の問題や支配です。
デート代を払わないなどは、出してる方が納得している場合はいいですが、
相手から半ば強要されたり、払わないと不機嫌になる、などは経済的暴力といえるでしょう。
また、交際相手との金銭の貸し借りはトラブルの元なのでしない方が望ましいですが、強要されたり、しつこく頼まれたりする場合もこの経済的暴力に当たります。
払うことが当たり前である、払うのを渋る、お金にルーズである、経済的に支配する、といったような彼氏の場合はデートDVを疑いましょう。
デートDV男の特徴④デジタル暴力
デジタル暴力というとあまりピンと来ないかもしれませんが、例えば、
☐スマホをチェックされる
☐数分おきの着信、LINE
☐他の人の連絡先を削除等、交友関係の制限
☐GPSをつけさせられ、位置情報や行動を把握
☐監視アプリで常にスマホを監視
☐LINEの既読がつかない、返信が遅い、電話に出ないなどで怒る
☐SNSや投稿を常にチェックし、気に入らないと怒る
などがこのデジタル暴力に当てはまります。
このデジタル暴力は10代~20代の若い世代に多いという傾向があります。
恋人を社会的に隔離された状態に持っていき「独占」、「支配」するような男の人はデートDVの素質があります。
お互いに同意の上であればデートDVに当たりませんが、
強要されていたり、本当は嫌でも「嫌われたくないから」という理由で受け入れてしまっている場合はデートDVを疑いましょう。
デートDV男の特徴⑤性的暴力
無理やり性行為をしたり、嫌がることを強要してくるといった行為は、性的暴力に当てはまります。
☐無理やり性行為をする
☐避妊に協力しない
☐中絶を強要する
☐裸の写真や動画を撮ったり、送ることを強要する
☐見たくないのにポルノ等を見せられる
☐性的な写真や動画で脅される
などが性的暴力に挙げられます。
性行為は付き合っていたとしても、お互いの合意の上で成り立つものであり、
「付き合っているから性行為は当たり前」といって一方的に強要するものではありません。
特に体調が悪い時にも性行為をしてこようとした場合や、嫌といってもを無理やりしようとする場合は、デートDV男かもしれないので疑いましょう。
これは若い世代だけでなく30代~40代半ばの女性にも多い傾向があります。
その場の雰囲気や「好きだから」という感情に流されず、キッパリと断る勇気を持ちましょう。
いかがでしたか。
今回は「デートDV男の特徴」の一部をご紹介しましたが、カップルによってさまざまなケースがあります。
また、デートDV男ではなくデートDV女だってあり得るわけです…。
「好きだから」「彼が優しいから」「別れたくないから」などが先立って、被害を認めたくない、気が付かないという人も多いのが実情です。
恋人のことを思うとき、「つらい」「怖い」と感じることはありませんか?
もし、デートDVの被害に遭っているかも…と思ったら、一人で悩まず、是非私に相談してくださいね。