今日は、筆者であり専門家の久我山ゆにが、セックスレス夫婦の実態に迫ってみました。
セックスレス夫婦は、30代~40代で2組に1組の割合にまで到達!
セックスレス夫婦が外に相手を求めた結果、夫婦関係が円満になるケースも……?
セックスレス夫婦は、30代~40代で2組に1組の割合にまで到達!
セックスレス夫婦の割合は、30代で約5割、40代で約6割にも上ると言われています。
セックスレスに陥る理由はさまざまですが、30代なんてまだまだ若い夫婦がセックスレスに陥ってしまうのは、忙しすぎる今の時代も大きく影響していると思われます。
夫は仕事に忙殺され、妻は家事と育児にパートと、目の回る忙しさ。
2人でゆっくり話す時間すら持てない、って夫婦も少なくないハズ。
セックスレス夫婦で拒否る側はどっち?
セックスレス夫婦になってしまうきっかけ、行為を拒む側になるのは、夫と妻、どちらも半々といったトコロ。
夫がセックスを拒む主な理由は、「仕事が忙しくて疲れている」「妻の体型が崩れ、女をサボっている」「妻が母親になってしまっている」といったもの。
妻にしてみたら、子育て中にそんな余裕あるかい! って怒りの声が聞こえてきそうですが……、一旦受け止めましょ。
対する妻側の言い分は、「仕事に育児に忙しい」「出産後、ホルモンのバランスなのか、そんな気分にならない」などが挙げられました。
やっぱり日本人は忙しすぎなのか……?!
夫婦の関わり以外の事に意識や体力を持っていかれてるのがよく分かりますね。
セックスレス夫婦が外に相手を求めた結果、夫婦関係が円満になるケースも……?
セックスレス夫婦が不倫をし始めたら、家庭崩壊の図しか想像できないかもしれませんが、実際はちょっと違うようです。
外で気持ちや体が満たされるのと、少なからず抱えている罪悪感から、家では相手に優しく接する事ができるんだとか。
優しくされると自分も優しく返せるって連鎖で、結果的に夫婦間のいざこざが減るワケです。
だからって、不倫は正当化できません。夫や妻はさておき、子どもを裏切る事にもなる事をお忘れなく……。
セックスレス夫婦が、レス改善の為にした行動が相手を追いつめる
セックスレス夫婦脱却の為にした努力、相手を追いつめていませんか?
セックスレスの改善法は調べればたくさん出てくるかもしれませんが、全てが自分達に当てはまるとは限らない!
夫の気持ちに寄り添う事が大事です。
例えば、「女らしさを取り戻す」って教えにならって突然セクシーな下着を身につけていたら、きっかけを失ってセックスレス夫婦に陥った夫婦には、良いきっかけ。
だけど、夫の気持ちの問題でセックスレス夫婦になった夫婦の場合は、夫は妻からのプレッシャーに感じて逆効果になるワケです。
他にも、「夫婦の寝室は別々にすると良くない」と言われていますが、セックスレス夫婦の中には、逆パターンもあるんだとか。
目の前で恥じらいもなく着替えたり、だらしない姿を見せたりするとドキドキがなくなるって言いますよね。
それと同じで、ゆるんだ寝姿を見せないようにすると、一緒に寝る事が新鮮になるようです。
「セックスレス夫婦だけど夫婦仲は良好!」に待ち受ける、思わぬ落とし穴
セックスレス夫婦の夫婦仲が円満な場合、気をつけたいのは、10年後、20年後も今の気持ちをキープできるとは限らないってこと。
今は、セックスレスな状態に不安や不満がないとしても、「女」に戻りたくなる瞬間が突然やってくる可能性があるワケです。
更年期や閉経などの体の変化やホルモンバランスの変化で、「このまま女として終わっていくのか?」と考えるきっかけがやってきます。
その時になって「夫は自分を女として見てくれなかった」と落ち込んだりもするようです。
夫にも同じことが言えて、突然「男」になろうとするかもしれません。
自分と夫のどちらかに変化が表れた時、どう折り合いをつければ良いのか、考えてみたり覚悟を決めておくと、少しはダメージを減らせるかもしれません。
筆者:久我山ゆに