「このまま一緒にいて大丈夫かな…」と、ふと胸が締めつけられる夜はありませんか?
結婚生活を送る中で相手との価値観の違いに直面し、「もう別れた方がいいのかな」と悩む夫婦は少なくありません。
ですが、すぐに結論を出す前に、まだできることがあるかもしれません。
この記事では、あなたの心をいちばんに守りながら、少しずつ状況を整理していくためのステップをまとめました。
深く傷つく前に、できることから一緒に試してみませんか?
価値観の違いで別れた方がいいか迷った夫婦はまずは気持ちを整えること
価値観の違いから別れた方がいいか悩むとき、夫婦でもやもやの正体を言葉にしてみる
価値観の違いで別れた方がいいか迷った夫婦はまずは気持ちを整えること
価値観の違いを前にすると、「別れた方がいい」という結論にばかり考えが行きがちです。
しかし、疲れたり、不安で眠れていなかったりすると、冷静な判断はできません。
まずは、自分の心の状態を落ち着かせることを最優先にしましょう。
「違い」があるのは自然なこと
ふたりは別々の景色を見て育ち、違う家族のリズムで暮らしてきました。
だから感じ方がずれるのは、とても自然なこと。
違い=終わりではありません。
大切なのは、違いを「悪」にしないこと。
「わたしたちは違うからダメ」ではなく、「違うから話してみよう」に変えるだけで、心の硬さは少しほどけます。
やたら違う事が目についてしまいますが、まずは「違うから、お互いを理解するチャンス」と捉えるだけで、心は少し楽になります。
ただし安全第一。暴力や脅しは今すぐ距離をとって
手や言葉の暴力、物を投げる、財布やスマホを取り上げる、行動を強く制限する。
殴るだけが暴力DVではありませんよ。言葉や行動による暴力、経済的な支配なども含まれます。
自分の思ったようにしたいから取られるこうした行為は「話し合いの前に」身を守ることが最優先です。
安全な場所へ移動し、信頼できる人に連絡し、必要なら公的窓口や専門家に助けを求めてくださいね。
あなたが悪いわけではありません。こういった圧を掛けてくること自体もう間違っています。
助けを呼ぶことは、弱さではなく勇気です。
価値観の違いから別れた方がいいか悩むとき、夫婦でもやもやの正体を言葉にしてみる
感情が渦巻いているときは、自分の気持ちを相手にうまく伝えられません。
まずは、何にモヤモヤしているのかを言葉にして、頭の中を整理してみましょう。
3行メモを活用する
ノートやスマホに以下の3行を書き出すだけで、気持ちが整理できます。
- 事実→何が起こったか(例:夫が家事を手伝ってくれない)
- 気持ち→それに対してどう感じたか(例:私ばかり負担が大きくてつらい)
- 本当は→どうしてほしいか(例:家事を分担してほしい)
こういった感じで3つに分けて考えてみて。シンプルにわかりやすくなります。
価値観の「見取り図」をつくる
「お金」「時間」「家事」「子育て」など、夫婦間の価値観がぶつかるポイントを書き出してみましょう。
そして、それぞれの項目で「私はこう思う」「相手はこう思う」と書き加えていきます。
どこにズレがあるのかが客観的に見えるようになり、話し合いの糸口が見つかります。絵や図で書いて目で見た方が一気に分かるという人もいますよ。
価値観の違いで別れた方がいいか考える夫婦の伝え方のコツ
もやもやを言葉にできたら、次は相手へ“どう渡すか”です。
ここでは、心の扉を固くしないための伝え方を易しい順番で並べていきます。
練習は要りません。できるところからで大丈夫!
「あなたが悪い」じゃなくて、わたしの気持ち
「あなたがいつも遅い!」と責めるのではなく、「私は夜遅い音が続くと眠れなくてつらいの」のように、主語を「私」にして伝えます。
相手を非難するのではなく、自分の気持ちを素直に伝えることで、相手も耳を傾けやすくなります。
お願いはひとつだけ、具体的にやさしく
お願いが3つも4つも並ぶと、どれから手をつければいいか迷ってしまいます。
ひとつだけ、時間や回数を添えて。
「22時以降はイヤホンにしてくれる?」や「洗濯は土曜の午前にできるかな?」など、動きが想像できる具体さがカギ。
できた日は思いきり「ありがとう」を言いましょう。
ありがとうって言葉、結構大事です!
LINEノートを使う
口で伝えると涙がこぼれそうな日は、LINEノートに短くまとめて共有しましょう。LINEノート使っている夫婦がいるってテレビで知りました。いいですよね!
読み返せて記録にも残るから、感情が揺れる時の支えになりますね。
相手からの「読んだよ」だけでも、あなたの不安は軽くなると思います。
価値観の違いで別れた方がいいか悩む夫婦の「小さな約束ノート」
話し合いで決まったことは、小さな約束として記録に残しておきましょう。
LINEノートでもいいですよ。
大きな約束でなくても大丈夫で、むしろ続けやすい小さな約束のほうが、関係を良い方向に変える力になります。
「小さな約束」を書き出す
家事…休日の朝ごはんは交代制
お金…月末に家計簿を一緒に確認する
コミュニケーション…1日1回は手をつなぐ
コミュニケーションを約束で決めるのはナンセンスかも、、と思うけれど、今は悩んでいる時なので決めていきましょう。なかなか言い出せないので書くのっていいと思います!
定期的に振り返る
週に一度、「よかったね会」のような時間(何でもいいので)をつくり、できたことを褒め合いましょう。
うまくいかなかったことがあっても、「次はこうしてみようか」と前向きな言葉で話し合います。
それでもつらいときは、頼っていい
努力はしたけれどうまくいかなかった…
相手が全く応じてくれない、、
そんな時はひとりで抱え続けなくて大丈夫。
話そうとする気持ちがあるのに関係性が絡まってしまうときは、第三者の視点が心の糸をやさしくほどく時もあります。
カウンセリング
「話したい気持ちはあるのに、言葉がうまくまとまらない」という場合、カウンセラーに相談することで、絡まった心の糸を丁寧にほどいてもらえます。オンライン相談もあるので、気軽に試すことができます。
オンラインでもOK。1回だけ相談でも大丈夫
準備は「今日しんどかったことを3つ程度は書き出しておく」。それだけで十分です。相性はとても大切だから、合わないと感じたら遠慮なく別の人へ。あなたの心地よさをいちばんに選んでください。
法的な相談がよい時は
「離婚」という言葉が頭をよぎり、今後の生活やお金、子どものことなどに不安がある場合は、弁護士などの専門家に相談しましょう。具体的な手続きや段取りを知るだけでも、漠然とした不安が和らぎます。
法テラスなど、無料で相談に乗ってくれる場所もあります。
まとめ
価値観の違いで「別れたほうがいいがかな」と悩む夫婦って実は結構多いと思っています。
時間の経過の中で関係性や考えって変わってくるもの。でもこれはあなたが真剣に相手や未来を考えている証拠です。
まずは自分の今の心を整え、モヤモヤを言葉にし、相手に優しく伝える練習をしてみましょう。