「メロい」は、強いメロメロ感を手短かに伝える便利な言葉です。
けれど、人によっては「甘すぎる」「距離が近すぎる」と受け取り、気持ち悪いといった違和感や嫌悪感につながることもあります。そう感じる人もそれで正解だと私は思うのですが、そのズレがどこから生まれるのかを整理してみたいと思います。
メロいが気持ち悪いと感じられるのはなぜ?

「メロい…!!!!」今回の推しのジャケ写がメロ過ぎるっ…、、とかって言うことがあるかもしれません。私も先日あるSNSでこんな感じの投稿を見ました。
でも、人によってはなんだか嫌悪感抱いちゃうと言いますか、ちょっと下品に感じる事もあるかも?とは思います。
世代・コミュニティ差による語感ギャップ
推し活由来の“内輪語”は、前提が分からない相手には意味も温度も伝わりにくいものです。メロい、、という言葉は甘い温度感そのものが前に出ちゃっている表現にも思えます。確かに抵抗がある層もおり、「子どもっぽい」「大げさ」「ちょっと下品かも?」と感じられる場合もあります。
文脈に合っていない
職場や初対面などフォーマル寄りの場では、メロという強いカジュアル表現は浮きがち。関係性がまだ薄い段階で使うと、馴れ馴れしさや距離の詰めすぎとして読まれ、「うっ」と引かれることがあります。
性的に感じられる誤読
「骨抜き」「我を忘れる」といった比喩は、人によっては性的ニュアンスに近く解釈されることがあります。メロいという言葉にもその含みが増幅され、気持ち悪さへと転じやすくなります。
乱用や過剰な強調
何にでも「メロい」を付けると、言葉の厚みが失われてしまいます。あるあるなのが、気に入っている言葉を連呼する人っているんです。短時間でのメロいの連投や多用は“痛い”印象を招きやすく、言っているあなたへの評価になってしまうところに注意です。
メロいはどんな時に使ってOK?NG?

メロいだけでなく、言葉って難しいと思うんです。ここでは最低限気を付けておきたいことを書いておきますね。
OKな場面
友人同士のSNSや推し活コミュニティ、クローズドな雑談や友達同志での会話など、語感と温度が共有されている、いわば「通じる」場面ではOKです!
注意な場面
関係が浅い相手や社内のオープンチャンネルなどでは慎重に。状況を見て他の言葉に置き換えましょう。一人浮いた感じにならないために気を付けてみて。
NGな場面
目上・取引先・企業公式SNSなど、公的度の高い場所では控えた方がいいでしょう。読み違いもあるだろうし、違う言葉で言っておく(書いておく)のが安全です。
まとめ

「メロい」は愛でる気持ちを含めた、メロメロになっちゃうほど惹かれる感情を素早く言える一方で、気持ち悪いと読まれるリスクもあります。通じる仲間の間で使うのが一番安心かもしれませんね。


























