今日は、筆者であり専門家の久我山ゆにが、妊娠中のストレスとの向き合い方をお教えします。
妊娠中のストレスに漠然とした不安を抱えている人や、ストレスの解消法を見つけられずにいる人、下の「相談する」をタップ! 久我山ゆにと話してみませんか? メールは随時受付中です。
妊娠中のストレスは胎児に影響を与える?
妊娠中のストレスは、実は胎児にも影響します。と言っても、日常生活を過ごす中で一時的に感じるストレスは、そこまで心配しなくても大丈夫!
問題なのは、ママが慢性的にストレスを抱えている状態です。
ストレスには、血管を収縮させる作用があるので、血液を通して栄養をもらっている赤ちゃんは、ストレスが続くと栄養が不足してしまうんです。
栄養不足の結果、早産や低体重のリスクが高まってしまいます。
また、ママがストレスフルな状態だと、大量に分泌された「コルチゾール」という副腎皮質ホルモンが赤ちゃんにも届いてしまいます。
このコルチゾールは、精神系の発達に悪影響を与える可能性があるんだそう。
赤ちゃんの為にも、妊娠中のストレスは耐えるよりも発散していきましょ!
妊娠中のストレスは、精神的なものだけじゃない
妊娠中のストレスといえば、思い浮かぶのは生活がガラっと変わってしまうことによるストレスや、空気がよめない旦那へのストレス。
ホルモンの影響で喜怒哀楽が激しくなったり、自分の感情に振り回されることもストレスだったりします。
ただ、ストレス対策をする上で気をつけたいのが、妊娠中のストレスは精神的なものだけじゃないということ!
けっこう見落としがちなんですが、暑い、寒い、うるさいなど、体が感じる不快感も立派なストレスです。
こういう不快感は、ストレスとして認識していない人が多いので、知らず知らずのうちに「不規則な生活で慢性的にストレスMAX!」なーんて事も。
お腹の赤ちゃんが快適かどうか、を意識すると妊娠中のストレスを見逃す可能性は少なそうです。
妊娠中の見逃しやすいストレスとは?
・暑さや寒さなどの気温や湿度
・激しい騒音
・栄養不足
・疲労 ……など
妊娠中ストレスになる旦那の発言は事前に禁止しておくべし
妊娠中の旦那に対するストレスを少しでも軽減したいなら、事前に「言われたくない事」をメモって渡しておくのもアリ。
妊娠中は、妻は普段より過敏になっているのに、旦那は妊婦の辛さを想像するしかありません。理解し合うことへの難易度が普段の数倍はね上がっている状態。
例えば、割とよくある「今のうちに飲みに行かなきゃ!」も、旦那さん的には子どもが産まれたらお世話をするという決意表明のつもり。
でも、奥さんもお酒好きの場合、「コッチは妊娠中から禁酒してるんですけど?」と無神経発言にとられてしまう事に。
悪気のない言葉に傷ついたり、訳もわからずキレられたりするより、経験者の話などから先に禁止事項を通達しちゃえば平和的解決……!
妊娠中の旦那のストレス発言の一例
・太ったね
・何でもいいよ
・つわりって二日酔い程度でしょ?
・ご飯は作れるよね?
・仕事休めていいなぁ
妊娠中のストレス発散には、外に出るのがおすすめ
妊娠中のストレス発散としておすすめなのは、外に出ることです。
妊娠初期にヒドイつわりで、出かけるどころか生きてるだけで精一杯……って経験をする人も少なくありません。急な吐き気が怖くて、家に引きこもりがちになる人も。
だからこそ、体調が良い日は玄関から外に出るだけでも、日光を浴びたり外の空気を吸って景色を眺めるだけでも気分転換になります。
妊娠後期は適度な運動も必要になるので、散歩でストレス発散するのもおすすめ。
可能なら、少しの時間でも友達と会っておしゃべりするなど、「1人で引きこもる」生活と逆の要素を取り入れるとストレスの緩和につながります。
妊娠中のストレス発散に効果抜群なのは、好きな物を食べること
妊娠中のストレス発散として、好きな物を食べることもおすすめです。
妊娠中は好きな物を食べるのは我慢するべきだと思っていませんか? 我慢だと思うとストレスになるので、上手にごほうびに変えてしまいましょ!
我慢する理由としては、カロリー過多や、体に良くない、などが考えられますが、カロリーは食べる量や運動で解決! ドカ食いせず、運動したごほうびで適量食べるのは問題なしです。
体に良くない物は、お酒やカフェインなどは我慢するしかないにしても、ファストフードやインスタント食品なんかは、たまにならオッケー。
妊娠中に味覚が変わったり、1つのものをずっと食べたくなったりするのは、産んでしまえばおさまってしまうケースがほとんど。
妊娠中の今だけの感覚を上手に楽しみたいですよね。
筆者:久我山ゆに