夫に不倫をされた妻、いわゆる‘’サレ妻‘’
今回は、筆者であり専門家の由莉が、「サレ妻が、夫に不倫をされても離婚しない理由」についてご紹介します。
「離婚しない」のではなく、「離婚できない」現状
「離婚をしない」のではなく、「離婚ができない」サレ妻たち。
いったい彼女たちが離婚を決断できない理由はなに?
経済的問題
女性の経済力や社会的地位の向上が進み、専業主婦の割合も減ってはいるもののまだまだ、経済的な問題から「離婚をしたくてもできない」という妻もいるのが現状。
夫が不倫をしていることに気が付いていても、目を瞑って我慢をして許すしかない、泣き寝入りするしかない、というサレ妻。
慰謝料や養育費を貰えたとしても、シングルマザーになったら経済的水準が下がってしまうことを懸念して、離婚をせずにそのまま結婚生活を続けているという人も。
やはり、収入が多い女性は離婚の決断が早い!
子供のことを考えたら…
パパ大好きという子供たちを見て、「子供から父親を奪えない」と考え、サレ妻は不倫をされて辛い気持ちを押し殺して離婚を踏み止まるのです。
また、妻の妊娠中の夫の不倫率は高くなりますが、妊娠中に不倫が発覚しても、実際はすぐに離婚になりにくい。
生まれてくる子供のためを思うと離婚はできない考える場合や、これからの出産や育児への不安感や自信のなさから、ひとりで産み、育てていく決断ができずに離婚できないと考える場合も。
頼る人がいない
両親を亡くしていたり、関係が悪かったりで実家に甘えられない女性、周囲に頼る人がいないサレ妻は、離婚を選択しにくいのです。
夫の仕事の関係で見ず知らずの土地に引っ越して周囲に友人がいない人も、なかなか人に相談もできず、自分が我慢をすれば…と考えるサレ妻もいます。
すぐに実家に帰ることができる環境にいる女性や、頼れる人が周囲にいて、別れちゃいなと後押ししてくれるような仲間がいれば、離婚の選択もしやすいのです。
シングルマザーになったとしても親が協力してくれるなら、働きにも出やすく経済的不安の軽減や、子育てへの不安も軽減されることは大きいでしょう。
サレ妻の本音…不倫相手が憎い
女は女に厳しい、とよく言いますよね。
夫に不倫をされたとき、自分を裏切った夫に対しての怒りも勿論あるが、不倫相手の女性に対する憎悪、怒りの方が強くなるサレ妻も少なくありません。
自分が離婚をしたら、夫とその不倫相手が再婚して幸せになるかもしれない。
夫を略奪されることは自分自身のプライドが許さないから、なんとしても離婚はしない、思い通りにはさせない!と離婚をしない方向に思考が動くというワケです。
不倫をされても、夫を嫌いになれない
夫に裏切られたことに対するショックは大きいものの、不倫をされても夫への愛情が残っていて離婚しない選択をするサレ妻もいます。
特に、夫婦関係が悪かったというわけではない場合のサレ妻に多いです。
普段は優しい夫で、父親としても完璧であったり、今までの楽しい思い出も多く、これまでの結婚生活を振り返って不満がほとんど出てこない。
そんな夫に不倫をされて裏切られたとしても、
「やっぱり夫を嫌いにはなれない」「またやり直したい、やり直せるのではないか」と思い離婚しないのです。
夫の不倫発覚…むしろ、都合がいいサレ妻?!
不倫がバレて、夫が許してくれと謝罪をしてきた場合、自分が夫婦間で優位に立てることになり、むしろ都合がよいと考えるサレ妻もいます。
不倫の一件以来、家庭内での夫の肩身が狭くなり、今まで以上にお金も自由に使えるようになった、夫が優しくなったというケースも。
また、お金さえ家庭に入れてくれさえすればそれでいいと割り切れる女性は、夫に不倫をされてサレ妻になったとしても離婚しないのです。
夫からしたらなんだか悲しい事ですが不倫をしてしまったら何も言えないですしね…。
不倫をした夫が、不倫相手に本気で愛情があったわけではない、特にセックス目当てで不倫をしていたとき、サレ妻は強気な姿勢になれるのです。
いかがでしたか?
今回は、「サレ妻が、夫に不倫をされても離婚しない理由」についてご紹介しました。
離婚しない選択をした後、関係を再構築できる夫婦もいれば、形だけの夫婦関係になってしまうこともあります。
もし、サレ妻になってしまったとしても、一時の感情で決めず、よく考えて「離婚する」「離婚しない」も含めて最善と思う決断をしたいものです。