大事な旦那が辛い時、支えられる妻で居たいですよね。
今日は、筆者であり専門家の久我山ゆにが、旦那がうつになった時に妻としてできる事を考えてみました。
旦那がうつに……妻は動揺を見せるべからず
旦那がうつになった時、内心とんでもなく動揺していても、旦那の前で激しくうろたえたり、ましてや「これからどうするのよ!」なんて旦那を追いつめるのは絶対ダメです。
なぜなら、旦那自身がその事に苦しんでいるからです。
うつは、自分自身を責めて傷つける事があるので、最悪の事態だって考えられます。
とはいえ、妻が動揺するのは当然! 泣くなとも不安を口にするなとも言いません。
ただ、旦那の前でだけは「大丈夫!」とどっしり構えた妻で居ましょ。
この対応で旦那の心はカナリ救われます。
旦那がうつになったら自分が稼げば良い!
旦那がうつで働けない……それならシンプルに別の誰かがお金をひねり出すしかありません。
まずは、共働きなら妻の収入を確保。時間数や日数を増やせるようなら、少しの間頑張ってみましょ。
そうは言っても、子どもが小さい場合など、家庭の事情もありますよね。そんな場合は、短い時間仕事をするだけでもオッケー。
「働けるほうが働けば良いんだよ」と旦那を安心させる事もできるし、自分自身の気分転換にもなります。
あとは、とにかく1人で抱え込まない事! うつを治すには家族全員の助けが必要です。
頼れるようなら両親に相談して借りるのもひとつの手。プライドなんかより旦那を守る方が大事ですよね。
うつを克服して返せるようになった時にきっちりお礼を添えて返せば良いんです。
旦那がうつになったら、子どもにも隠さない
旦那がうつになったら、子どもに分かる言葉でちゃんと説明してあげましょ。
こんな事を話してあげよう!
・体が風邪をひくのと同じで心が病気になっているんだよ
・病気は誰のせいでもないよ
・こんな事を協力してほしいな
子ども自身も自分に出来る事を考えてくれるハズです。
変にうつの事を隠すと、子どもも不安になったりお互いに傷つけあってしまったりと、家族みんなが辛い思いをする可能性があります。
旦那のうつで受け取れる手当などを調べてみるべし
旦那がうつになったら、お金の心配なんかせずにゆっくり休む事に専念させてあげたい! でも正直、お金の心配が大きすぎて心の余裕がなかったりもしますよね……。
うつの場合、医療費の自己負担が軽くなる制度もあるようなので、まずは役所に相談してみてください。
勤め先や健康保険組合で傷病手当を支給してもらえたりもします。
とにかく自分で手続きしないと自動で入ってくるお金じゃないので、まずは問い合わせをして利用できる制度はしっかり利用しましょ。
旦那も自分もうつを早く治そうと焦らない
うつになった旦那と接する時に気をつけたいのは、うつを早く治そうとお互いに焦らない事です。
妻としては、大事な旦那を早くうつから解放してあげたいという気持ち。対する旦那本人も、家族に心配かけて負担を強いている状況が申し訳なく、早く元気になりたいという気持ち。
真面目で責任感の強い人ほどうつになりやすい傾向があるので、旦那本人の思いの強さは人一倍なハズです。
お互いに「うつなんか早く治そうね」という言葉を口にしてしまいがちですが、忘れちゃいけないのが、うつは再発しやすいという特徴です。
調子の良い時と悪い時を繰り返しながら一進一退するのがうつの治療。焦ってムリをすると症状が悪化し、ますます落ち込むハメになります。
今まで頑張ってきた分、ゆっくり休むタイミングが巡ってきたんだと割り切って、じっくり確実に。
急がば回れ、ってやつです。
筆者:久我山ゆに